アクセス解析でWEBサイトを最適化
ビジネスとしのサイト運営を成功させる為には、様々なサイト状況を常に把握しておく必要があります。
ネット上で提供しているコンテンツやSEO対策が有効に働いているのか、どのような部分が良くてどのような部分がダメなのか、このような状況を把握する事で、良い部分は更に強調し悪い部分は迅速な修正が可能になります。
ブログなどのWEBサイトを最適化する事は、今あるサイトの力量を最大限引き出して、更に売上を伸ばしていく為の作業でもあるのです。
このようなWEBサイトの状況を確認でき、データ分析で最適化への道筋を立てることができる便利なツールがアクセス解析ツールです。
アクセス解析ツールには無料で提供しているサービスからより分析機能を充実させた有料のサービスまで色々ありますが、無料のサービスでも機能はかなり充実していますので、初心者は勿論、上級者レベルでも無料のアクセス解析ツールで十分サイト分析はできると思います。
アクセス解析ツール設置の意味
- WEBサイトの状態を把握する
- 改善点を発見して修正する
- 購買者のニーズ・読者のニーズとのマッチングを図る
大まかに設置の理由を挙げれば、この3つが重要となります。
アクセス解析ツールの設置をしたら、運営するWEBサイトの状態(解析データ・数値)を確認しましょう。
アクセス解析ツールはアクセス数をアップすることを目的として設置しますので、自分と同じカテゴリの人気ブログなどと比較しながら、パッと見でもかまわないので何が人気ブログと違うのかを自分なりに考えてみることも大切です。
アクセス解析ツールで解る主な10個のデータ
- 1 PV(プレビュー)数
- ページを見てもらった回数で、一人のユーザーが複数回見ても全てカウントされます。
- 2 UU(ユニークユーザー)数
- ページを見てくれた人数で、サイトへ何人訪問したのかが解ります。
- 3 検索キーワード
- どのようなキーワードでサイトを訪れたのか解ります。
- 4 新規ユーザー数
- サイトへの新規訪問者の数が解ります。
- 5 リピーター数
- 同一ユーザーの訪問回数やリピータ率が解ります。
- 6 訪問者がどこから閲覧しているか
- 検索エンジンから訪問したのか、他のサイトから訪問したのかなどが解ります。
- 7 サイト滞在時間
- 自分のサイトへユーザーが滞在している平均時間が解ります。
- 8 多く訪問されているページ
- 訪問が多い順にページのランキングが解ります。
- 9 離脱の多いページ
- 離脱の多いページのランキングが解ります。
- 10 PC・携帯・スマホからのサイト訪問数
- それぞれの訪問率をグラフなどで見ることができます。
どの無料サービスでも、この程度の項目は解るようになっています。
勿論、この他にも解るデータはありますし、設置するアクセス解析ツールによって若干の違いはあります。
ここで挙げた10個のデータは代表的なものとなります。
アクセスデータ分析の実践的活用方法
分析の方法は色々ありますが、オーソドックスなものとして、ページ別アクセス数や月間アクセス数を確認してみて下さい。
例えば、特定の記事だけにアクセスが集中しているのであれば、その理由を探る必要があります。
- 記事内容の魅力なのか?
- 記事内のキーワードが旬のものなのか?
原因としてはこのような事が考えられます。
また、ブログ全体の月間アクセス数が上がらない(またはもっと上げたい)場合には
- 書いている記事に対する需要が乏しい
- SEO対策ができていない
などが原因として考えられます。
特にアフィリエイトなどで稼ごうと考えるブログ運営者にとって、最も重要なデータと言えるのが検索キーワードです。
検索キーワードも月間・週間でデータを見ることができるわけですが、何が重要なのかと言うと「狙ったキーワードで検索されているか?」または「検索キーワードのターゲティングができているのか?」という事です。
狙ったキーワードで検索されている場合は、あなたの作成しているブログの方向性は間違っていないと言えるでしょう。
逆に、狙ったキーワードで検索されていない場合は修正する必要がありますし、そもそもキーワードのターゲティングができていないのであれば絞り込む必要があります。
どのように修正するかと言うと、ユーザーの検索状況にサイトを合わせることが最適化へ繋がります。
つまり、あなたが狙っていなかったキーワード(データで解ったキーワード)を記事作成時に盛り込めば、更にサクセス数がアップする可能性が高いと言うことなのです。
データ分析をして異常に気付いたら、すぐに対処法を考え実行することが大切です。
そして、キーワードなどの修正後にアクセス解析データをまた分析してみるのです。
アクセス数が急に伸びたり、逆に急に減ったりする現象には必ず原因があり、それが自分の想定内の現象だったのか、或は想定外の現象だったのかをしっかり見極めることが大切です。
原因が解っているアクセスの変化は殆どに対応可能ですが、管理者が原因を把握していないアクセスの変化を放置することは、思いも寄らないマイナスのダメージを運営サイトへ与える可能性があるのです。
想定外のマイナスダメージを極力回避する為にも、サイト状況は常に把握しておきましょう。