昨今、新型コロナウィルスのワクチン製造に関連したニュースで「治験」という言葉をよく耳にすると思います。
治験は医薬品等の臨床試験をヒト(人体)ですることを意味するのですが、今、この人材を「治験バイト」という形で広く募集しています。
しかも、高額の報酬が稼げるんです。
そこでこちらでは、治験バイトについて、内容やメリット・デメリット、リスクの有無などについて詳しく解説していきます。
目次
治験バイトの内容について
治験とは、新薬を作る最終段階で、ヒトを対象に行う試験を指します。
私達が病気や怪我をした時にお世話になる「薬」は、誕生までにとても長い研究期間を必要とします。
長期に亘る研究の中で、培養栽培やマウスなどの動物で色々なテストを繰り返したり、有効性の確認と安全性の評価をするわけですが、最終的に行う人間のテストが治験なのです。
この治験に伴う人材を、「治験バイト」「治験モニター」として広く募集しています。
基本的に治験バイトの人材はボランティアとして募集しています。
しかし、実際には協力費や負担軽減費の名目で高額の謝礼が支払われている現状があります。
- 新薬のモニター
- 美容のモニター
- 健康食品のモニター
新薬治験の主な内容
- ワクチン予防接種のモニター
- 塗り薬のモニター
- 飲み薬のモニター
- 通院パターン⇒1日当たり1万円程度
- 入院パターン⇒1日当たり2万円程度
治験バイトのメリット・デメリット
治験バイトにはメリットもありますが、やはりデメリットもあります。
治験バイトのメリット
報酬が高い
治験バイトで最大の魅力は、やはり高額の報酬が稼げることです。
通院パターンでも1日当たり1万円以上の報酬が期待できますし、長期入院のパターンになると10万円~30万円程度の報酬も期待できます。
健康診断が受けられる
治験バイトへ参加するには、事前に健康診断を受けるケースが多くあります。
通常であれば、高額な費用が必要となる人間ドックレベルの充実した診断を無料で受けられます。
また、入院治験などでは、規則的な生活を送らなくてはいけませんので、生活リズムの改善にも繋がります。
衣食住が提供される
入院パターンの治験バイトでは、基本的に健康的な生活を送るための衣食住が提供されます。
また、モニターの内容次第で、支障がない程度に読書やゲーム、テレビ鑑賞など比較的自由に過ごせるようです。
治験バイトのデメリット
拘束期間が決められている
通院パターンの治験でも、参加日は決められていますので、スケジュールの調整は必要になるわけですが、入院パターンの治験ともなると、長期間のスケジュール調整を求められることになります。
普段、本業の仕事がある方などは、事前に日程の確認調整をしっかりと行う必要があります。
食事制限がある
特に、入院パターンの治験では、食事量の制限を数日に亘り求められることもあります。
普段から食事量の多い方には、少々キツイ制限になるかもしれません。
治験バイトのリスクとは?
治験バイトで一番不安に感じることは、やはり「安全性」だと思います。
未承認の薬を服用するケースもあるわけですから、副作用などの心配は誰しも持つはずです。
これまでに、治験で人が亡くなったことは、日本国内でも一例あります。
大手製薬会社エーザイが抗てんかん薬として製造した「E2082」の第Ⅰ相試験の一種で、20代の男性が死亡した。被験者の男性は、入院観察期間中に幻視、幻聴、不眠があったことを訴えたが、医療機関側は、被験者の受け答えがはっきりしており、容態が安定していたこと等から経過観察を決断したが、翌日朝、被験者 A が電柱から飛び降りて死亡した。報告書では、同様の作用機序の医薬品であるペランパネル水和物(販売名:フィコンパ)に自殺企図の副作用があり、被験者は投与前にうつや精神症状がなかったことなどから、因果関係を否定できないと判断した。
引用元: 厚生労働省「エーザイ(株)の治験における被験者の死亡事案に係る調査結果の概要」参照
ただ、人体での治験を行うまでには、動物実験など多くのプロセスを経ており、死亡するリスクは確率からすると極めて低いというのが現状です。
治験を行うには厚生労働省の認可が必要であり、この認可取得には当然ながら人間に害を及ぼすようなことがないように、十分な確認を経ています。
また、治験で処方する薬の殆どが「ジェネリック薬」です。
ジェネリック薬とは、既に販売されていた薬で、その特許が切れてしまった為に、新たに同じ成分で特許を申請する薬の種類です。
したがって、新薬の段階で十分な治験をクリアした薬の処方と言うことになりますので、副作用のリスクなどは既に一度確認されていることになります。
このように治験バイトの安全性は十分に確保されていますし、事前に医師からの説明がありますので、その内容を確認した上で参加の可否を判断することもできます。
治験バイトのおすすめ募集サイト
ここからは、おすすめの治験サイトについてランキング形式で紹介していきます。
- 1位 コーメディカルクラブ
- 2位 JCVN治験ボランティア
- 3位 V-NET
- 4位 ニューイング
- 5位 エル・スマイル ボランティア会
1位 コーメディカルクラブ
関東や関西を中心にモニター募集をしており、幅広い案件内容の治験を取り扱っているサイトです。
その為、健康な人は勿論、持病や身体のお悩みを抱えている人も、自分に適した治験を探せると思います。
また、登録内容に適した治験の案内も送ってくれるので、参加条件や日程のチェックもしやすいと言えます。
2位 JCVN治験ボランティア
10年以上の実績がある会社で、通院・入院のモニターも多く募集しています。
アトピーやニキビなど肌トラブルのある方向けの案件が多いのも特徴で、自身の肌トラブルを治療しながら報酬を得ることができるサイトでもあります。
3位 V-NET
ニキビ治験モニターやヘルペス治験、アトピー治験のように、ピンポイントで症状別に案件を見つけやすいサイトです。
症状別の治験であれば競争率も低くなることが多いので、モニター参加の試験に受かりやすいと言うメリットもあります。
4位 ニューイング
15年以上の実績がある会社で、治験サイトの中でも知名度が高いおすすめです。
通院・入院などのモニター募集も多く、特に入院の長期案件が他のサイトと比較して多いことが大きな特徴になります。
健康食品に関するモニターも広く募集している為、安全且つ気軽に治験モニターで稼ぎたい人にもおすすめです。
5位 エル・スマイル ボランティア会
通常の治験とは異なり、トクホや健康食品の臨床試験モニターを募集しているサイトです。
ヨーグルトやサプリメント、飲料などのモニターがあるた為、他の治験とは異なる健康食品モニターとして気軽に参加することができます。
また、モニター参加の試験は土日開催が多く、学生やサラリーマンでも参加しやすいのが特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近、稼げるバイトとして話題性も高いので、興味を持って頂けた方も多いのではないでしょうか?
治験バイトの募集サイトは無料で登録できます。
気になった方は、先ず、無料登録して、どんな内容の治験バイトがあるのか、是非、確認してみて下さい。