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アイディアが必ずしも独占状態の必要はない
特定の物事に取り組み知識や経験が豊富になるにつれて、より具体性のあるアイディアを思いつくようになります。
例外はあるにせよ、初心者の発想と上級者の発想では具体性の面で差が生じる為、全体的には成功も失敗も含めて経験を積んだ人間ほどアイディアも豊富になると言えるのです。
これは、ネットで稼ぐ私達にとっても同じ事が言えます。
当初は自分のアイディアではなく、他から入手した情報を基に実践を再現していただけだとしても、経験を積むことによって独自の工夫が生まれてきます。
経験から生まれたアイディアを活かすことで、ネットで稼ぐ手法についても100%誰かを真似たものではなく、徐々に独自のスタイルが出来上がってくるのです。
しかし、アイディアは実行しなければ成果に繋がりませんし、実行したとしても必ずしも成功するとも限りません。
よく言われる言葉が「あなたが凄いアイディアを思いついたとしても、既に5人以上は同じアイディアを持つ人がいる」です。
もしあなたが誰も考えないようなアイディアだと感じても、あなた一人の独占ではないことも常に想定する必要があります。
但し、「アイディア=独占的特権」のようなイメージをお持ちの方は多いかもしれませんが、必ずしもアイディアが独占状態である必要はありません。
例え、全く接点のない人間が全く同じアイディアを実行したとしても、全体的に見ればごく限られた人達だけの独占状態である事には変わりはないのです。
ビジネスで活かせるアイディアで最も重要なのは、取り巻く現状下で、或は現実的に得られる協力の下で実現可能か否か、そして収益化できるスキームであるか否かなのです。
アイディアを成功へ導くまでの道のり
ひらめきを書きとめる
私達は日々の生活で様々なことへ対処したり、生活に必要となる行動を沢山しています。
一方で、人間は多くのことを忘れることができる生き物です。
幸運にも、あなたのすばらしいアイディアを後日思い出すことができれば良いのですが、二度とあなたの脳裏によみがえることがない可能性も十分にありますし、実際にあなたも脳裏によみがえることがなかった不幸な経験をしたことがあるのではないでしょうか?
後に実践するか否かは別にして、良いことをひらめいたと思ったら何かに書きとめて保存しておくことが大切です。
アイディアを煮詰める
良いアイディアだと思っても、焦って今すぐ実行に移す必要はありません。
瞬間的に頭の中へ思い浮かんだアイディアは、単純な或いは一部のプロセスや限られたストーリーにだけ成果が出せるものかも知れません。
アイディアはしっかりと頭の中へ保存し、様々な角度から煮詰めていく必要があります。
数日で実行へ移すときがくるかも知れませんし、数週間掛かるかも知れません。
それでも焦らず、じっくりアイディアを注意深く検討することも大切です。
アイディアについてリサーチを始める
あなたのアイディアが実行可能なものであるためには、幾つかのリサーチ項目に対して明確な答えが必要となります。
- 誰があなたのアイディアを求めているのか?
- あなたのアイディアを求める理由は?
- このアイディアの競合相手は誰か?
- このアイディアをビジネスへ転換するにはどの程度の時間が掛かるのか?
- 具体的な収益モデルは?
- どのような販売手法を使うのか?
上記の全てに完璧な答えが必要なわけではありませんが、全てに答えが導き出せないようなアイディアだとしたら、頓挫する可能性は極めて高いと言えます。
アイディアを第三者へ伝える
よくアイディアを盗まれることを恐れて自分以外の第三者へ話すことを躊躇する人がいますが、逆にオープンにした方が実現への可能性は高まります。
他人へ自分のアイディアを理解してもらうことは簡単なことではありません。
時に否定されることも考えられます。
アイディアを実現可能なものへと構築していくには、発案者以外の目から見た意見が必要なのです。
良いアドバイスを得られるかも知れないし、あなた自身が別のアイディアを思いつくかも知れません。
例えアイディアを否定されたとしても、その意見を軽視するべきではないのです。
あなたがアイディアを実現させられる状態であるのか
アイディアを実現させるのは、他でもない発案者のあなたです。
あなた自身が金銭的・体力的・精神的などの面でアイディアを実現させられる状態であるかを確認する必要があります。
- あなたはアイディアを実現させられるリソースを持っているのか?
- あなたはアイディアを実現させられる時間を持っているのか?
- あなたは本気でアイディアを実現させたいと思っているのか?
- あなたはアイディアを実現させる為に何を犠牲にできるのか?
アイディアを実現する為の道のりは楽なものではない可能性が高く、どんな状況でも成し遂げられるような状態を作ることが必要です。
決断をする
ここまでくれば後はあなた自身が決断をするだけです。
アイディアを実現させる為に前へ進む決断をするのです。
もし決断ができないようであれば、もう少しアイディアを温めておいたほうが良いかもしれません。
アイディアを捨てるわけではなく温めておくのです。
プランを立て実行する
アイディアを実現させる為にはプランニングが大切です。
数十ページに及ぶ立派な事業計画などは必要ありませんが、あなたの頭の中だけのプランニングではなく紙に記したり、何かしらの形に残すものが必要です。
形に残すことで後に修正箇所が明確になったり、追加の行動が明確になったりします。
そして着実に実行を重ねていくのです。
挫折は最初から覚悟する
勘違いしないでほしいのは失敗を覚悟するわけではないと言うことです。
失敗と位置づけられるのはビジネスやアイディアそのものを諦めてしまうことです。
そうではなく、様々な困難は想定しておかなくてはいけないと言うことです。
時にはモチベーションが低下してしまう日もあるでしょう。
しかし、挫折する位置までこぎつけたという事は、確実にスタート地点より前に進んでいる証拠です。
挫折を克服する手段は必ず見つかりますし、克服することでアイディアの実現は大きくあなたへ引き寄せられます。
挫折は最初から覚悟の上で、アイディアやプランを見直し修正し、更に実行を繰り返すことが大切なのです。