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せどりの基礎知識
せどりとは、古本や中古のCD/DVD/ゲームなどを安く仕入れて、ネットオークションなどへ出品し転売によって利益を得る稼ぎ方を言います。
スキームが単純であることから、簡単に成果が出しやすいネットビジネスの1つとしても知られています。
「せどり」の由来は、古本などのマニアが背表紙を見ただけで、取引される価格の相場を判断して購入することから「背取り」と呼ばれるようになったそうです。
以前は、高額の商品か否かを見極めるには幅広い知識と経験が必要と言われていた為、未経験者が稼ぐには難しいビジネスとされていましたが、現在ではパソコンやスマホで様々な商品の価格相場を簡単に知ることができる事から、せどりで稼ぐ事のハードルがかなり低くなったと言えます。
未経験の状態からせどりを始めて、短期間で100万円以上の月商を稼げるようになった人達も多く存在し、せどりで稼ぐ方法を宣伝した情報商材も多く出回るようになりました。
但し、せどりで稼ぐ事のハードルが低くなったとは言え、しっかりとノウハウを吸収した上で取り組まなくては収益化できないだけではなく、損失を負うことも考えられますので、十分にメリット・デメリットを把握する事は大切です。
せどりのメリット
破格の利益率を実現することもできる
せどりで稼げる商品は一般的には需要が少ないものが多い為、出回っている品数も少なくなります。
しかし、一部のマニア間では希少価値が高い商品として扱われる為、通常の価格の数倍・数十倍で取引されることが多く、仕入れ値に対し高い利益率で転売することが可能なのです。
低リスクに抑えることができる
ネット以上の情報で商品の相場や人気状況は確認できますので、売れない商品には手を出さず、売れる商品であっても利益を出せない仕入れ値であれば断念することができます。
十分に稼げる事を前提に、商品の仕入れをすることが可能です。
早く現金化できる
ネットオークションなどを利用して商品を転売する為、早ければ取引成立後に即日入金されることもあります。
長くても取引成立後、1週間程度で入金されることが殆どです。
自分の好きな時間に作業ができる
商品の仕入れは好きな時間にできますので、休日などを利用すればサラリーマンの副業としても十分に稼ぐ事ができます。
ネットオークションへの出品などは、ネットに繋がる環境があればスマホからでもできますし、商品の発送も慣れれば手間ではありません。
WEB知識がなくても稼ぐ事ができる
基本的に収益化する場所は、ネットオークションへの出品になりますので、アフィリエイトのようにブログやサイト作成をしなくても稼ぐ事が可能です。
基本的に売れる商品を安く仕入れることができれば稼げるので、SEOやプログラムの知識がなくても稼げるネットビジネスです。
せどりのデメリット
在庫を保管するスペースが必要
ビジネスの規模にもよりますが、売上が大きくなればなるほど在庫を保管するスペースが必要となります。
毎月数百万円を稼ぎ出すせどらーであれば、書籍であってもそれなりのスペースは必要とするでしょう。
商品発送の道具が必要になる
費用は数千円で足りますが、商品を梱包するビニールパックや封筒、仕入れ時の値札を剥がす為のオイルなどが必要となります。
商品を仕入れる店舗が必要
今はネットで商品を仕入れるせどらーもいるようですが、基本的にはブックオフやゲオなどの中古商品を扱う店舗から仕入れることになります。
近所にこのような店舗があれば、せどりで稼ぎやすい環境と言えます。
常に労働を使うことになる
会社勤務などと比較すれば、自由な時間もお金も手にすることができる稼ぎ方ではありますが、やはり労働は常に必要とします。
ネットビジネスには不労所得に近い稼ぎ方が出来る手法が多くありますが、せどりはその中の例外的な一つでもあります。
せどりの稼ぎ方
せどりの販売先として最も多く使われているのがAmazon(アマゾン)です。
Amazonには月額登録料4900円が掛かる大口出品と無料の小口出品があります。
小口出品は無料で利用できますが、取引が成立すると基本成約料として100円が掛かります。(大口出品では必要ありません)
したがって、月間49件以上の取引が出来るのであれば、小口出品でも4900円以上のの基本成約量が掛かる為、大口出品への登録をおすすめしますが、初心者の場合は小口出品で様子を見るのが得策と言えます。
Amazonへの出品者登録には、以下の3つが必要になります。
- クレジットカード
- メールアドレス
- 銀行口座
Amazonへの出品登録が完了したら、実際に商品を出品して売れるのを待つだけです。
勿論、より効果的に取引を成立させる為に、多くのせどらーは様々な工夫をしながら売上の増大を目指しているわけですが、せどりで稼ぐ為の一連の流れだけを見れば、比較的簡単に初心者でもできるネットビジネスではないかと思います。